文字で見るホロハーザ  ホロハーザ博物館(in ハンガリー)
 「ホロハーザ磁器博物館」は、ホロハーザ磁器製造所が1979年に建設を開始し、磁器産業開始150年祭という時期にあたる1981年にオープンしました。その目的は文書、遺跡および尊敬すべき伝統を保存し、かつホロハーザを訪れる旅行者、専門家、その他来訪者全員に提示することでした。博物館の建物は、建築家タマージュ・モンドックとフェレンツ・ラコーツェシがデザインしました。
 地中4〜5mの深さに打ち込まれた鉄筋コンクリート杭による特殊強化基礎が地域の自身から建物の安全性を確保しています。この博物館の建造は、断熱の二重ガラスの屋根で自然光を採りこみ、特に巨大な側面の窓ガラスや仕切鏡板は、オロシャーサのガラス工場で製造されました。また、床はサンドースク(ブルガリア)産の大理石で覆われています。
 オブジェと文書が二階建ての館内に年代順に編成され、展示は1777年に当地に設立されたガラス工場の製品が展示されている一階から始まります。それに続いて、1831年以降当社が国有化され、製造が磁器に転換された第2次世界大戦終了までの間、当地で操業していた陶器工場の製品が続いて展示されています。
 展示は地下へと続き、ホロハーザの磁器芸術の特殊な時代と様式が示されています。展示されている磁器は、それらの品目が量産品か特殊品か、あるいは当社芸術家のデザインかアイデアかを問わず、最近50年間にわたる豊富なコレクションの厳選品です。
 非常に興味深い展示品の中にエンドレ・サースの磁器時代からのワイドなコレクション、ホロハーザが制作したフォーミュラ1・ハンガリーグランプリのトロフィー類、ホロハーザ創作品のプレゼントを受けるヨハネパウロ二世の写真あるいは元米国大統領ジョージ・ブッシュ氏の夫人がハンガリーを訪れた際に受け取った上品な磁器ティーセットへの感謝状などがあります。
 博物館は頻繁に旅行者が訪れる観光地であるゼンプレン地方の美しい自然を背景に、今日も歴史を刻み続けるホロハーザの伝統と歴史を守り続けています。
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